日本と世界の代表的な地震

日本の代表的な地震と震度・マグニチュード一覧
日本の歴史に残る大地震から、現代の代表的な地震です。地震の測定がされていない年代は推定震度と推定マグニチュードを掲載します。
684年 白鳳地震(奈良時代)
推定震度:7
解説:近畿地方で発生したとされる古代地震。正確な記録は少ないものの、建物の倒壊や地割れの記述が残されており、当時としては非常に大きな揺れだったと推定されます。
869年 貞観地震(東北地方太平洋沖)
推定震度:7
解説:陸奥国(現在の宮城・福島県沿岸)で発生。津波により多くの村が壊滅した記録が残っています。東日本大震災と同じ震源域とされ、歴史的にも重要な参考事例です。
1596年 慶長伏見地震(京都府付近)
推定震度:6〜7
解説:京都やその周辺で大きな揺れが発生。寺社や城郭の倒壊が記録されており、都市部での建物被害が甚大でした。
1707年 宝永地震(東海・南海・紀伊半島)
推定震度:7
解説:東海・南海・紀伊地方を中心に発生した巨大地震。駿河湾沿岸では津波により甚大な被害が出ました。マグニチュードは推定8.6。地震後に富士山が噴火したとされることでも有名です。
1854年 安政東海地震・安政南海地震
推定震度:7
解説:安政の東海地震と南海地震は連動する可能性が高く、東海地方・四国・九州沿岸で大津波を引き起こしました。江戸時代後期の被害記録には多くの死者と家屋損壊が残されています。
1891年 濃尾地震(岐阜・愛知県)
推定震度:7
マグニチュード:8.0
解説:内陸直下型地震として歴史的に有名。大きな断層のずれによって建物倒壊や地割れが発生。死者約7,200人、負傷者約1万7,000人。近代的な建築物でも被害が大きく、耐震技術の重要性が認識されました。
1923年 関東大震災(神奈川・東京)
推定震度:7
マグニチュード:7.9
解説:東京・横浜を中心に甚大な被害。火災の発生で死者は約10万人。都市直下型かつ火災被害を伴ったため、被害規模が非常に大きく、日本の防災史上でも重要な地震です。
1946年 昭和南海地震(紀伊半島・四国)
推定震度:7
マグニチュード:8.0
解説:紀伊半島沿岸から四国にかけて大津波を発生。死者1,300人以上。地震後の津波警報や避難の重要性が見直されました。
1948年 福井地震(福井県)
推定震度:7
マグニチュード:7.1
解説:福井市中心部での直下型地震。都市部の木造建築が多く倒壊し、死者約3,800人。都市直下型地震の恐ろしさを示す代表例です。
1964年 新潟地震(新潟県)
推定震度:6〜7
マグニチュード:7.5
解説:新潟市周辺で発生。液状化現象が広範囲で発生し、住宅や道路が被害を受けました。都市計画や地盤対策の教訓となった地震です。
1995年1月17日 阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)
最大震度:7
マグニチュード:7.3
解説:神戸市を中心に発生した直下型地震。建物の倒壊が非常に多く、約6,400人の犠牲者が出ました。液状化現象や火災も発生し、日本で初めて公式に震度7を観測した地震です。都市直下型であるため、交通網やライフラインへの被害も大きく、防災対策の重要性が再認識されました。
2004年10月23日 新潟県中越地震
最大震度:7
マグニチュード:6.8
解説:新潟県中越地方を震源とする地震で、山間部での土砂崩れや家屋倒壊が多数発生しました。地震により新幹線が脱線するなど、鉄道網にも大きな影響が出ました。住宅や道路の被害を受けた地域では復旧に長い時間がかかりました。
2007年7月16日 新潟県中越沖地震
最大震度:6強
マグニチュード:6.8
解説:新潟県柏崎市沖を震源とする海域地震。沿岸部で強い揺れを観測し、火力発電所で火災が発生するなど、工業施設への被害もありました。住宅やインフラへの影響も大きく、津波はほとんど発生しなかったものの、建物の損壊や交通混乱が報告されました。
2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
最大震度:7
マグニチュード:9.0
解説:東北地方の太平洋沖を震源とする超巨大地震。巨大津波によって沿岸部に甚大な被害をもたらし、原発事故も発生しました。マグニチュード9.0は日本観測史上最大級で、地震自体の揺れよりも津波による被害が甚大でした。避難やライフラインの寸断が長期にわたって続きました。
2016年4月14日・16日 熊本地震
最大震度:7(2回観測)
マグニチュード:6.5・7.3
解説:熊本県益城町を中心に2回の大きな地震が発生。同じ地域で震度7を2回観測した珍しいケースです。住宅や歴史的建造物の倒壊が多数報告され、土砂災害も発生しました。内陸地震でありながら強い揺れが長く続き、防災意識の重要性が再認識されました。
2018年6月18日 大阪府北部地震
最大震度:6弱
マグニチュード:6.1
解説:大阪府高槻市を震源とする都市直下型地震。通勤・通学時間帯を直撃したため、建物被害だけでなく、交通網やライフラインへの影響も大きかった地震です。都市直下型であるため、限られた範囲でも大きな被害が出る特徴があります。
2018年9月6日 北海道胆振東部地震
最大震度:7
マグニチュード:6.7
解説:北海道厚真町付近を震源とする地震。北海道で初めて震度7を観測し、広範囲で停電(ブラックアウト)が発生しました。土砂崩れや建物被害も多く、都市部と農村部の両方で影響が出ました。
2021年2月13日 福島県沖地震
最大震度:6強
マグニチュード:7.3
解説:東日本大震災の余震とされる地震。福島・宮城県を中心に震度6強を観測し、家屋や高速道路に被害が出ました。比較的深い震源のため揺れは長時間続き、余震の警戒が呼びかけられました。
2024年1月1日 能登半島地震
最大震度:7
マグニチュード:6.9
解説:石川県能登地方を震源とする地震。元日に発生し、建物倒壊や火災、津波被害が広範囲で発生しました。年始の地震ということで、救助活動や避難が制約される中で対応が求められました。
2025年12月8日 青森県東方沖地震
最大震度:6強
マグニチュード:7.5
解説:津波が発生し、初めて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。
世界の代表的な地震一覧(震度・マグニチュード・解説付き)
365年7月21日 クレタ島地震(ギリシャ)
推定震度:XI(猛烈な揺れ)
マグニチュード:推定8.0〜8.5
解説:地中海東部クレタ島で発生した巨大地震。津波により沿岸都市が壊滅し、多数の死者が出ました。ローマ帝国時代の記録に残る最古級の地震災害の一つです。
1556年1月23日 華県地震(中国)
推定震度:X〜XI
マグニチュード:推定8.0
解説:中国陝西省で発生。史上最悪の死者数(約83万人)を出した地震として知られています。黄土高原の崩壊した住居(窩棚)により被害が拡大しました。
1700年1月26日 カスケード地震(北アメリカ・太平洋岸北西部)
推定震度:VIII〜IX
マグニチュード:推定9.0
解説:米国ワシントン州・オレゴン州沿岸を震源とする巨大地震。津波は太平洋を横断し、日本の北陸地方沿岸にも到達しました。先住民の伝承と日本の記録から被害が推定されています。
1755年11月1日 リスボン地震(ポルトガル)
推定震度:X〜XI
マグニチュード:推定8.5〜9.0
解説:ポルトガルの首都リスボンを中心に発生。都市の大部分が倒壊し、津波や火災も発生。死者は約6万人。地震学だけでなく社会・哲学・建築の歴史にも大きな影響を与えました。
1811年〜1812年 ニューマドリッド地震群(アメリカ)
推定震度:IX〜X
マグニチュード:推定7.0〜8.1
解説:ミシシッピ川沿いで連続して発生した内陸地震。川の流れが一時逆流した記録があり、建物倒壊や地盤変動が発生。アメリカ内陸部での大規模地震の代表例です。
1906年4月18日 サンフランシスコ地震(アメリカ)
マグニチュード:7.9
最大震度相当:IX(非常に激しい揺れ、メルカリ震度階級)
解説:サンフランシスコを中心に大規模な都市地震。市街地の大部分が倒壊し、大火災が発生。死者は約3,000人、数万人が家を失いました。断層のずれによる直下型地震で都市部被害が甚大でした。
1960年5月22日 チリ大地震(バルディビア地震)
マグニチュード:9.5(世界最大の観測記録)
最大震度相当:IX〜X(地域により異なる)
解説:マグニチュード9.5は史上最大級。チリ南部を中心に津波も発生し、太平洋沿岸諸国にも影響。死者は約2,000〜6,000人、家屋倒壊や土地の沈下など大規模な被害。津波の影響で日本やハワイにも到達しました。
1976年7月28日 唐山地震(中国)
マグニチュード:7.5
最大震度相当:XI(猛烈な揺れ)
解説:中国河北省唐山市で発生した直下型地震。建物のほとんどが倒壊し、死者は約24万人と世界史上最悪クラス。予知研究が行われていたが予測は不十分で、多大な被害をもたらしました。
1985年9月19日 メキシコ地震(メキシコシティ)
マグニチュード:8.0
最大震度相当:IX(非常に激しい揺れ)
解説:首都メキシコシティを中心に発生。湖沼の埋め立て地に建てられた建物が倒壊し、死者は約10,000人。地盤条件により都市部で揺れが増幅され、被害が拡大しました。
2004年12月26日 スマトラ島沖地震(インド洋大津波地震)
マグニチュード:9.1
最大震度相当:VIII〜IX(地域により異なる)
解説:インドネシア、スマトラ島沖を震源とする巨大地震。津波によってインド洋沿岸の10か国以上に被害が及び、死者は約22万人。津波による被害が中心で、広域的に甚大な災害となりました。
2010年1月12日 ハイチ地震
マグニチュード:7.0
最大震度相当:IX(非常に激しい揺れ)
解説:ハイチ首都ポルトープランス付近で発生。耐震性の低い建物が多く、死者は約23万人、負傷者は30万人以上。都市部での建物倒壊が甚大で、救援活動にも大きな支障が出ました。
2011年3月11日 ニュージーランド・カンタベリー地震(クライストチャーチ)
マグニチュード:6.3
最大震度相当:VIII(非常に激しい揺れ)
解説:ニュージーランド南島クライストチャーチを中心に発生。死者は185人、建物倒壊や道路破損が発生。比較的小規模のマグニチュードでも都市直下型であるため被害が大きくなった例です。
2015年4月25日 ネパール地震
マグニチュード:7.8
最大震度相当:IX(非常に激しい揺れ)
解説:首都カトマンズ付近を中心に発生。古い建物や寺院が倒壊し、死者は約9,000人。余震も続き、広範囲でインフラ被害や避難生活が長期化しました。
2016年4月16日 エクアドル地震
マグニチュード:7.8
最大震度相当:VIII (推定5強〜6弱)
解説:沿岸部の観光地が壊滅。死者670人以上。
2017年9月19日 メキシコ (プエブラ州)地震
マグニチュード:7.1
最大震度相当:IX (推定6弱〜6強)
解説:首都メキシコシティ付近。学校やビルが多数崩壊。
2017年11月12日 イラン・イラク国境地震
マグニチュード:7.3
最大震度相当:IX (推定6弱〜6強)
解説:中東で近年最大級。住宅倒壊により死者600人超。
2018年8月5日 インドネシア (ロンボク島)地震
マグニチュード:7.8
最大震度相当:VIII (推定5強〜6弱)
解説:観光島を連続地震が襲う。数千の建物が倒壊。
2018年9月28日 インドネシア (スラウェシ島)地震
マグニチュード:7.5
最大震度相当:IX (推定6強)
解説:津波と大規模な液状化が発生。死者4,300人超。
2021年8月14日 ハイチ地震
マグニチュード:7.2
最大震度相当:IX (推定6弱〜6強)
解説:2010年震災の被災地で再び。死者2,200人超。
2023年2月6日 トルコ・シリア地震
マグニチュード:7.8
最大震度相当:X (推定震度7)
解説:震源近くで日本の「震度7」相当の激震。死者5.9万人超。
2023年9月8日 モロッコ地震
マグニチュード:6.8
最大震度相当:IX (推定6弱〜6強)
解説:アトラス山脈周辺で激震。伝統的な石造り建築が壊滅。
2024年4月3日 台湾(花蓮)地震
マグニチュード:7.4
最大震度相当:6強 (台湾基準)
解説:台湾独自の震度計で「6強」を観測。ビル倒壊や大規模落石。津波も発生した。
地震の観測や記録に関連するサイト
気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/index.html
防災科学技術研究所
https://www.bosai.go.jp/
US Geological Survey (USGS)
https://earthquake.usgs.gov/
国際地震学センター(ISC)
https://www.isc.ac.uk/
Global Seismographic Network (GSN)
https://www.iris.edu/hq/programs/gsn