累計800万羽超の鳥インフル拡大と各地の地震活動

累計800万羽超の鳥インフル拡大と各地の地震活動

焼岳の活動状況と国内の地震動向

焼岳(長野・岐阜県境):噴火警戒レベル2を継続

先週1月25日に噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き上げられた焼岳では、1月28日以降も山頂付近を震源とする微小な火山性地震が断続的に観測されています。気象庁の観測データでは、山体の膨張を示すわずかな傾斜変動も依然として継続しており、地下のマグマや熱水の活動が活発な状態にあると推測されます。

松本市や高山市による入山規制は続いており、特に冬山登山を計画していた層への注意喚起が強化されています。想定火口域から1kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石への厳重な警戒が必要です。

日本各地の地震:能登・福島・駿河湾で観測

1月28日を中心に、国内の広い範囲で小規模な地震が相次ぎました。

  • 1月28日 1時38分頃: 駿河湾南方沖を震源とするマグニチュード($M$)4.1の地震(最大震度2)。
  • 1月28日 7時31分頃: 石川県能登地方を震源とする$M$ 2.4の地震(最大震度1)。
  • 1月28日 15時34分頃: 福島県会津地方を震源とする$M$ 2.8の地震(最大震度2)。

いずれも甚大な被害には至りませんでしたが、能登地方など地盤が不安定な地域では、引き続き揺れに伴う土砂災害への注意が求められています。

気象災害:立春を前に「今季一番の寒波」が襲来

1月28日から29日にかけて、および節分から立春(2月3日)にかけて、日本列島は強い冬型の気圧配置に見舞われました。

日本海側を中心とした大雪

上空1,500m付近にマイナス6℃以下の強い寒気が流れ込んだ影響で、東北や北陸の日本海側を中心に激しい雪が降りました。特に新潟県や山形県の山沿いでは積雪が急増し、交通機関の乱れや路面凍結による事故が相次ぎました。気象庁は、立春以降も強い寒気が停滞する「長丁場の寒波」になるとして、雪下ろし作業中の事故や、水道管の凍結に対する備えを呼びかけています。

海外:北米の冬の嵐が継続

北米大陸を襲っている冬の嵐「フェーン」は、1月末にかけてもテキサス州などの南部から北東部にかけて広い範囲に影響を及ぼしました。氷雨による大規模な停電や路面の凍結が、物流網に大きな打撃を与えています。

熊被害:福島県会津地方で「穴持たず」への警戒

通常であれば冬眠期間中ですが、福島県会津地方を中心にクマの目撃情報が止まりません。

特に1月後半、雪深い地域においても「穴持たず」(冬眠に失敗した個体)が目撃されており、福島県は4月まで「クマ出没注意報」を継続する異例の対応をとっています。暖冬と厳しい寒波が交互に来る不安定な気温変化が、クマのバイオリズムに影響を与えている可能性が指摘されており、除雪作業中や冬の山林作業における遭遇リスクが高まっています。

鳥インフルエンザ:1月だけで500万羽超の殺処分

今シーズン、国内の養鶏場等における高病原性鳥インフルエンザ(H5N1亜型)の発生が急拡大しています。

1月28日の政府発表によれば、1月単月での処分対象羽数は約540万羽に達し、シーズン累計では811万羽(1月24日時点)を超えました。これは過去最悪のペースに迫る勢いであり、鶏卵価格への影響だけでなく、防疫体制の維持が深刻な課題となっています。また、野生の渡り鳥からのウイルス検出も全国で続いており、周辺環境へのウイルス拡散が懸念される状況です。

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